【SSL】大解剖❗Rootsのロボットはここがスゴい!第1回~設計思想編~
第1回!Rootsのロボット大解剖❗
今日はまずRootsのサッカーロボットの設計思想、構成について語っていきたいと思います。
マネジメントの世界ではよくミッション、、ビジョン、、と言われるものがあったりしますが、設計も似たようなものでここがブレるとめちゃくちゃになります。
特に取捨選択するときにこのトップの思想がめちゃくちゃ大切になるのでしっかり決めましょう❗
とはいえ、以下のこれらはボクの個人的なやり方なので参考程度に思ってください(笑)
基本的には目的と目標を定めて何の為にどんなロボットを作るかを明確にしてます📝
※あくまでロボットのメカ制作目線で、チームの理念は別にあります。
目的
・誰でも作れ、ちゃんと戦えるロボット
ー安いロボット💵
ー作りやすいロボット⚙️
ー勝てるロボット🥈
次は目標です。
どんなロボットにすることで、目的を達成するか具体的に決めていきます。
目標
・木材や市販のパーツで安価に制作する
・入手しやすい材料、部品を使う
・レーザー加工などの素早く加工出来る機材を使用する(手加工を避ける)
・機構をユニットに分けて分解/組立しやすくする
・カバーや回路などの機械班じゃない人でもよく触る部品は、工具を使用しない取り付けにする
・試合に必要な最低限の機構を揃える(走る、ドリブルする、蹴る)
・試合で壊れないロボットを作る
・台数を8台揃える
とまぁ、カンタンにですけど上記の思想の元にロボットを作ってきましたp(^-^)q
ロボットの構成はこのようになってます。
思わず工具も入れちゃいました...🤔
主要なユニットのリストです。
・ロボットの土台板
・ホイールユニット
・コンデンサユニット
・バッテリーケース
・キッカー
・回路固定台
・回路基板
・ロボットカバー
シンプルにし過ぎて「え、これだけ?合ってる??」って機械班の中でなりました(笑)
そして、これらの考えのもと作った結果は、、、
ロボット1台の価格は約6万円程度で、その内半分以上を回路部品が占めてます。なので多少は安いかな??
基本的に加工はレーザーなので、木材のパーツは約6~8時間程度で8台分全て切り終えます。(とあるファブでの加工です)
各デバイスのほとんどは単品で外せます。
剛性の話は別でしたいと思いますが、木製ロボットのクセに試合での大きな破損はゼロです!ネジの一本も落としてません😋
また、台数揃える為にロボットが動かせたあるタイミングで、量産に踏み切るなどのスケジュール管理をし、試合に8台間に合わせました
と、こんな感じでジャパンオープンを迎えました~🎊
だらだら長い文章で見苦しかったかもですが、読んでくれてありがとうございます♪
次回は各デバイスについての、細かい話に入っていきたいと思います!🤖